建売住宅を購入する際、気になるのが値引き交渉ですよね。
「建売住宅は値引き交渉が難しい」という声も耳にするかもしれません。
しかし、時期や交渉術を理解すれば、建売住宅を賢く購入することは可能です。
この記事では、建売住宅の値引き交渉に成功しやすい時期や、交渉術、注意点を解説していきます。
建売住宅の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
売値引き交渉の成功しやすい時期
建売住宅は、時期によって値引き交渉がしやすい時期とそうでない時期があります。
時期をうまく見極めることで、より有利な条件で建売住宅を購入できる可能性が高まります。
ここでは、建売住宅の値引き交渉に成功しやすい時期を5つ紹介します。
1:完成直後の物件
完成直後の物件は、売主が資金回収を急ぐため、値引き交渉に比較的応じやすい傾向にあります。
特に、大手パワービルダーの場合、大量に物件を供給するため、完成後に在庫を抱えたくないという事情があります。
2:完成後3ヶ月~半年以上経過した物件
完成後3ヶ月以上建った物件は、売主にとって売却を急ぐ必要のある物件です。
売れ残ると、土地の所有費用や利息などのコストがかかり続けるため、値引き交渉を受け入れやすくなるケースがあります。
3:決算時期
決算時期は、企業が業績目標達成のために、売り上げを伸ばしたい時期です。
建売住宅会社も例外ではなく、決算時期には値引き交渉に積極的な場合があります。
特に、大手パワービルダーは、決算時期に大きな値引きを行うケースも少なくありません。
4:残り1棟の建売分譲地
残り1棟の建売分譲地は、売主にとってプロジェクトの完結を意味するため、早く売却したいという意向が強くなります。
そのため、他の物件よりも大幅な値引き交渉が可能な場合があります。
5:完成から1年経過した物件
完成から1年経過した物件は、新築扱いではなくなり、未入居の中古物件扱いとなります。
売主は、固定資産税や不動産取得税などのコストがかかるため、売却を急ぐケースがあります。
そのため、大幅な値引き交渉が期待できる可能性があります。
建売値引き交渉の注意点
建売住宅の値引き交渉は、時期だけでなく、交渉方法や注意点も重要です。
安易な交渉は、かえって失敗する可能性もあります。
ここでは、値引き交渉を行う際の注意点と、失敗しないためのポイントを解説します。
1:売れ残っている原因とデメリットを把握する
値引き交渉に成功しても、安易に購入してしまうと、損をする可能性があります。
売れ残っている物件には、何かしらの理由がある場合が多いです。
例えば、立地条件が悪かったり、間取りが使いにくかったり、構造上の問題があったりするかもしれません。
2:購入の意思を明確にする
値引き交渉をする際は、購入する意思を明確に伝えることが重要です。
売主は、購入の意思が低いと判断した場合、値引き交渉に応じない可能性があります。
購入の意思が固いことを示すことで、売主も積極的に交渉に応じやすくなるでしょう。
3:ネットの情報を鵜呑みにしない
ネット上には、建売住宅の値引きに関する情報がたくさんありますが、全てが正しいとは限りません。
ネットの情報に惑わされず、実際に物件を見学し、周辺環境や建物の状態などを確認することが重要です。
4:地域や市況、会社を考慮する
建売住宅の値引き交渉は、地域や市況、会社によっても異なることを理解しておきましょう。
需要が高い地域では、値引き交渉が難しい場合があります。
また、不況時には、売主も値引き交渉を受け入れやすくなる傾向があります。
地域や市況、会社の状況を考慮して、適切な交渉方法を選びましょう。
まとめ
建売住宅の値引き交渉は、時期や交渉方法、注意点などを考慮することで、成功率を高めることができます。
建売住宅を購入する際は、本記事で紹介した情報を参考に、賢く値引き交渉を行いましょう。