共働き夫婦が建売住宅を購入する際、住宅ローンの組み方にはいくつかの選択肢があります。それぞれの方法にはメリットとデメリットが存在するため、自分たちのライフスタイルや将来設計に合った方法を選ぶことが重要です。
目次
共働き夫婦のための住宅ローンの組み方
1. 単独ローン
夫婦のどちらか一方が住宅ローンを組む方法です。手続きがシンプルで、諸費用も抑えられますが、借入可能額が少なくなる可能性があります。
2. 収入合算ローン
夫婦の収入を合算して、主債務者が住宅ローンを組む方法です。借入可能額を増やすことができますが、団体信用生命保険(団信)に加入できるのは主債務者のみとなります。
3. ペアローン
夫婦それぞれが住宅ローンを組む方法です。借入可能額が大きくなり、双方が住宅ローン控除を受けられますが、諸費用が2倍になる点に注意が必要です。
ローンタイプ比較表
ローンの種類 | 借入可能額 | 団信加入 | 住宅ローン控除 | 諸費用 |
---|---|---|---|---|
単独ローン | 低い | 債務者のみ | 債務者のみ | 少ない |
収入合算ローン | 中程度 | 主債務者のみ | 主債務者のみ | 中程度 |
ペアローン | 高い | 双方 | 双方 | 多い |
共働き夫婦のローン選びのポイント
- ✅ ライフプランを考慮する:出産や転職など、将来の収入変化を見越して返済額を設定しましょう。
- ✅ 借入額を無理なく設定する:「借りられる額」ではなく、「無理なく返せる額」を意識することが大切です。一般的に、年収の5~6倍程度が目安と言われています。
- ✅ 金利タイプの選択:固定金利と変動金利のどちらが適しているか、慎重に比較しましょう。安定した返済計画を立てたい場合は固定金利、短期的な金利の低さを重視するなら変動金利が選択肢となります。
まとめ
共働き夫婦にとって住宅ローンの選択は、単に「いくら借りられるか」ではなく、「将来の暮らしに無理なくフィットするか」が重要です。以下のようなポイントを意識して、住宅購入を計画的に進めましょう。
- ✅ ライフイベントに備える余裕を持った計画を!
出産・育児・転職・病気など、将来の変化も見越して余裕ある返済プランを立てることで、家計の安定性が高まります。 - ✅ 夫婦間で役割をしっかり共有しよう!
主債務者や出費の分担を明確にすることで、トラブル防止とスムーズな家計運営に繋がります。 - ✅ 住宅ローン控除や補助制度をフル活用!
共働きで控除が2人分受けられるペアローンは大きなメリット。制度を正しく理解しましょう。 - ✅ 将来の買い替えや住み替えも視野に!
「一生の家」ではなく「今の自分たちに合う家」として、柔軟な住まい選びもおすすめです。 - ✅ まずは住宅のプロに相談!
地域密着の不動産や専門家のアドバイスを受けることで、安心して家づくりを進められます。